皆さんは災害対策と聞いて何を思い浮かべますか?
多くの方が、思い浮かべるのは、避難訓練や防災バッグの準備ではないかと思います。
いつ災害が起こっても対応できるように、保育園や幼稚園では定期的な避難訓練や防災バッグの中身を確認することで災害時に備えたり、お子さまを持たれる家庭では、もしもの時の行動を話し合ったりしている場合があります。
しかし、事前の災害対策として意外と忘れられがちな事が、災害時の最新情報の収集方法を把握しておく事です。
災害時における情報の把握は、自分の身の回りの安全を確保する為に必要不可欠です。
本記事では、災害時に役立つ最新情報を発信する Twitterアカウントを厳選してご紹介いたします。
日々園児の安全を守っている園職員の皆さまや小さなお子様がいらっしゃるご家庭の方は、本記事をお役立ていただけますと幸いです。
災害時のインターネット利用について
まず、災害時に最新情報発信をする Twitterアカウントをご紹介する前に、災害時のインターネット利用について知っておきましょう。
災害時、多くの方がインターネットを利用して安否確認や情報収集をします。
その為、回線が混雑し、インターネットが繋がりにくくなる状況が考えられます。
実際に東日本大震災の際は、地震や津波の影響で、 通信ビル内の設備の倒壊・水没・流失、地下ケーブルや管路等の断裂・損壊、電柱の倒壊、架空ケーブルの損壊、携帯電話基地局の倒壊・流失などが発生し、通信設備に甚大な被害が発生しました。
そのような状況になった時に知っておいていただきたいのが、「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」です。
これは、災害時限定で無料解放されるドコモ、au、ソフトバンクの公衆無線LANサービスの事で、携帯キャリアに関係なくどなたでもご利用いただく事ができます。
通常のWiFiを設定するのと同じ方法で00000JAPANを選択するだけで簡単に接続できるので、こちらもぜひ覚えておいていただければと思います。
災害時に備えて事前にフォローするべきTwitterアカウント5選
インターネット上、特にSNS上では誰でも簡単に情報発信ができるからこそ、災害時には正確な情報を見極めていく必要があります。
今回はより正確な最新情報を発信している Twitterアカウントを厳選して5つご紹介します。
Twitter公式マークの意味
Twitterでは、著名で信頼に値するアクティブなアカウントと証明されたアカウントもしくはTwitter Blueのアクティブなサブスクリプションを保有しており、Twitterの資格基準を満たしているアカウントに認証バッチ(名前横のチェックマーク)が付与されています。(2023年1月時点)
正確な情報を得る為には、なるべくこのチェックマークのついた公式のアカウントから情報を得るようにしましょう。
また災害時に、ソースの不明瞭な情報をRTやいいねで共有することはデマ情報の拡散にも繋がるので、そういった観点でも災害時のSNSでの情報収集は慎重になりましょう!
①首相官邸(災害・危機管理情報)
「首相官邸(災害・危機管理情報)」はその名の通り首相官邸の公式アカウントです。
災害・危機管理関連の政府活動情報をリアルタイムで発信しているので、災害発生状況を瞬時に把握する事が出来ます。
②気象庁防災情報
「気象庁防災情報」は気象庁公式の防災情報アカウントです。
台風や大雨、地震、火山噴火等による顕著な災害の想定・発生時に、現況や今後の見通し等を発信しています。(警報等は発信しません)
日々天候や防災に関する情報も発信しているので、フォローしておくことで日々の防災リテラシーの向上にもお役立ていただけます。
③自治体公式Twitter
各自治体の公式Twitterがある場合は、フォローしておくことで地域に根ざした最新の情報を収集することが出来ます。
発信の頻度や内容は各自治体によってまちまちですが、例えば東京都や大阪府、福島県では防災に特化したアカウントもあります。
この機会に園の所在地域・居住地域の自治体公式アカウントの有無を確認してみてはいかがでしょうか?
④Twitterライフライン
「Twitterライフライン」はTwitter社の公式アカウントです。
災害時におけるTwitterの活用、アカウントの紹介など、ライフラインに関する情報を発信しています。災害時には公的機関の情報をリツイートしています。
またTwitterライフラインでは47都道府県ごと等、災害時に役立つアカウントのリストをご案内していますので、下のリンクからご自身の地域のリストを確認し、フォローしてみてください。
⑤みんなで考える防災
「みんなで考える防災」はNHKの公式アカウントです。
こちらはいざというときに役に立つ「防災ノウハウ」を発信しているアカウントで、災害時というより、日々の情報収集の意味でフォローしておいて欲しいアカウントです。
いざという時に適切な判断ができるように、フォローしておくことをおすすめします。
まとめ
災害時には想定外の事が発生し、中々思い通りの行動を取ることができない方が多いかと思います。
災害が起こってから今回ご紹介したTwitterアカウントをご自身で見に行くことができるほど冷静になれる方も少ないでしょう。
いつか来るかもしれないもしもの時の為に、この記事を最後まで読んでくださった皆さまには、ご紹介したアカウントを「今」フォローする事をおすすめします。
大切な園児やお子様の為に、普段から情報収集し、防災リテラシーを高めていきましょう!
災害対策シリーズのご紹介
今回ご紹介した災害時の情報収集に役立つSNSアカウントに加えて、災害時に役立つWebサイト・スマホアプリもご紹介しております。
併せてチェックして、災害対策を万全にしましょう!